アイヌ語地名を旅する|カフェ・ミナプル 開催報告

登別アイヌ協会顧問の小坂博宣さんが、アイヌ語地名について講演を行いました。講演では、小坂さんご自身のアイヌ文化への関心や研究経験が共有され、アイヌ語の特徴や地名の由来について、詳しく説明してくださいました。また、登別周辺の地理や歴史にも触れながら、地域とのつながりをわかりやすく紹介されました。お話の後には、アイヌ語の方言の存在についての質問もあり、参加者の関心の高さがうかがえました。

目次

開催内容

テーマ アイヌ語地名を旅する ─ 登別の風景に残る言葉の記憶
講 師 小坂 博宣(登別アイヌ協会 顧問)
聞き手 白川 勝信(登別市観光交流センターヌプㇽ 学芸員)
参加者 19名(オンライン4名)
おかし わかさいも、あんぽてと、おいしいまんじゅう(いずれか1つ)

アイヌ語地名研究

登別アイヌ協会顧問の小坂博宣さんが、アイヌ語地名について講演を行いました。小坂さんは、学生時代にアイヌの活動家・結城庄司さんと出会ったことをきっかけに、40年以上にわたりアイヌ文化への関心を深めてこられたそうです。現在も、アイヌ語地名の研究を続けているとお話しされました。今回のイベントは、地名を通じてアイヌ語に親しむことを目的として開催されました。

アイヌ語と地名の由来

小坂さんは、アイヌ語と地名について説明し、アイヌ語がユネスコにより「極めて深刻な危機にある言語」として指定されていることを紹介しました。また、アイヌ語の地名の由来について、例として登別の地名を取り上げ、「濁った川(ヌップルペツ)」と「清い川(ペケルペン)」の違いをわかりやすく解説しました。さらに、アイヌの考え方では、川は海から山に向かって流れるとされており、地名を正しく理解するためには、アイヌの暮らしや世界観についての知識が欠かせないと強調されていました。

アイヌ語と登別の地理

小坂さんは、アイヌ語の特徴について説明し、特に小文字の使用や音韻の変化について詳しくお話しされました。続いて、登別周辺の地理や歴史についても詳しく説明され、川の流れや温泉、古い道路の状況などを紹介されました。最後に、地名の由来やアイヌ語の単語の意味についても解説されました。

アイヌ語方言、擬音語

擬音語や日本語との共通点、地名の由来などについて話し合いました。また、アイヌ語の方言の存在についても議論され、地域の気候や和人との接触の度合いが、方言の違いに関係していることが説明されました。

イベント概要

日時 2025年8月1日(金)18:30〜
会場 登別市観光交流センターヌプㇽ

主催 登別市観光交流センターヌプㇽ 友の会 ミナプル
協力 登別国際観光コンベンション協会
特別協力 登別アイヌ協会

カフェ・ミナプルは、登別ときめき大学の連携講座です

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